#014 塗料紹介『無機塗料』編

『無機素塗料』

無機塗料とは・・・

・塗料の原料に無機物を配合した塗料
・石やレンガ、ガラスなど炭素を含まない物質を配合して作られている
・セラミックやケイ素などの無機物が主成分

一般的な塗料との違い

一般的な塗料は有機塗料と呼ばれ、石油などの有機物(炭素を含むもの)を主成分とした樹脂を使用しています。
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの樹脂がこれにあたり、塗膜の基本性能は樹脂によって大きく左右されます。
色褪せやチョーキングなどの塗膜の劣化事象はこの有機物が原因となり発生します。

無機物自体は紫外線で劣化しないため半永久に耐久します。
この無機物100%の塗料が作れれば、半永久的に耐久する塗料が作れるかもしれません！
ビルのガラスが、何十年経っても劣化しないのと同じです。

しかし実際には、無機物100％だと固すぎて塗料として塗る事は出来ません。

無機物の耐久性を活かしつつ、有機物を混ぜて作った塗料が無機塗料です。

無機物が何%以上含まれていたら無機塗料かという定義はありません。
いろいろな種類があり、中には質の良くないものや効果が実証されてない無機塗料を高額で勧めてくる悪徳業者もいるので注意が必要です。