#013 補修工程『ボンドシリンダー工法』編

『ボンドシリンダー工法』

ボンドシリンダー工法とは・・・
・コンクリート構造物のひび割れに対してエポキシ樹脂を自動的に、低圧・低速で連続注入する工法
・BC加圧ゴムの圧力により、時間をかけてゆっくり注入する
・BC加圧ゴムの本数により注入時の圧力を0.1〜0.3MPaの範囲で調整出来る

注入量の管理も、透明容器の目盛(c.c.)と表面がフラットなBCリングを採用しているので、注入量が一目で分かり、コントロールや硬化後の残量計測が正確かつ容易に行えます。
また、硬化確認は施工後のボンドシリンダー内に残った注入材で、硬化状態が容易に判断出来ます。



メリット

・構造がシンプルで施工性が良い
・作業管理も比較的容易に行う事が出来る
・確実な注入効果が得られる
・ひねってセット、ひねってスタートのワンタッチ構造
・ボンドシリンダー内への樹脂充填とBC加圧ゴムのセットが事前かつ大量にでき取り扱が簡単
・ボンドシリンダーをセットするだけで広い範囲も少人数で同時に注入出来る



施工手順(注意点)

①ひび割れの調査
ひび割れの状態、幅、長さをチェックし工程の確認

②下地処理
ワイヤーブラシ、ディスクサンダー等でシール材塗布予定部を研磨し、健全な面を出す
油分があれば有機溶剤等で拭き取る

②座金取り付け位置の確認
ひび割れ幅、状況に応じて注入位置を決める

③座金取り付け
シール材を注入用座金に塗布しひび割れの真上に座金の中心を合わせて取り付ける

④シーリング打設
ひび割れ部表面をシール材で確実に塞ぎ、注入樹脂が流出しないようにする

③注入
ボンドシリンダーを用いて注入作業を行う(ひび割れ幅が大きい場合は座金を通じてポンプ等で先行注入をする)
シリンダー内の注入材が硬化前に無くなれば、すみやかに注入材を充填したボンドシリンダーと取り替え注入を続ける

④座金・シール材除去
注入座金を取り外す



⑤シール材撤去
シール材の除去は、ディスクグラインダーや皮すきを用いて行う
「ボンドはくりシールONE」「ボンドはくりシールクイック」は、
時間が経過すると剥離しづらくなるのですみやかに除去する







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