#011 防水の種類『アスファルト防水』編

『アスファルト防水』

アスファルト防水とは・・・
・合成繊維不織布にアスファルトを貼り重ねて形成する工法
・含浸・コーティングしたシート状のルーフィング
・ルーフィングシートを積層する事によって水密性に優れた防水層が構成される
・露出仕上げ、押えコンクリート仕上げ、屋上緑化仕上げなど多彩な仕上げが可能

特徴としては、色々な施工方法があり存の状況に応じて様々な施工をすることが出来ます。
施工方法は熱工法・トーチ工法・常温工法(冷工法)があります。



熱工法

220℃〜270℃に溶融した防水工事用アスファルトを使用し、ルーフィングシート複数枚を交互に積層して防水層を作る工法です。

この溶融した防水工事用アスファルトを使用することが、熱工法の最大の特徴です。

常温時は固形物である防水工事用アスファルトを、灯油バーナーなどで熱して液状に溶融します。
溶融されたアスファルトは、ルーフィング類を張り付けた後、時間を経ず硬化し、防水層としての機能をすぐに発揮します。

つまり、防水層を完成させるまでの作業時間の中に養生時間や養生期間がなく、防水層を容易に作ることができます。

アスファルトは熱すると液状になり、冷えると固体状になるという性質をうまく防水工事に適用していますね。

しかし、この工法の問題点は溶融したアスファルトの異臭や煙を放つこと、溶融温度が220℃~270℃と極めて高温であることから近隣の環境問題や、作業員の火傷などの危険性があります。



トーチ工法

改質アスファルトルーフィングシートの裏面と下地を、トーチバーナーであぶり溶かしながら張り重ねる工法です。

熱工法の溶融釜のような大がかりな設備が不要で、段取りが簡素であることが特徴です。
改質アスファルトルーフィングシートをあぶり融かして下地に張り付けるだけの簡単な作業で容易に防水層をつくることができます

しかし、この工法の問題点は、あぶり不足などの施工不良が原因による早期劣化や雨漏りなどの不具合が多く発生していることです。

原因はトーチバーナーの火炎が強いことや温度が1000℃以上にもなることから、改質アスファルトシートに火炎を当てればすぐに融ける錯覚が生じてしまうことです。

コストパフォーマンスに優れた工法ですが、精度の高い丁寧な作業があってこそ、その防水性能が発揮される工法です。



常温工法

改質アスファルトルーフィングシートの裏面に、ゴムアスファルト粘着層を裏面にコーティングし、それを複数枚を交互に積層して張り合わせる工法です。
冷工法とも呼ばれています。







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